2008.07.26

記録より、記憶。記憶より、創造。

ゲストの皆さまへ

東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーでは、皆様の安全を第一に考え、お手持ちの荷物を確認させていただいております。
9月1日より、安全のため一脚・三脚・ハードケース等の撮影機材については、パーク内への持ち込みをご遠慮いただくこととなりました。撮影の際、一脚・三脚等は使用できなくなりますのでご了承ください。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

東京ディズニーリゾート:ゲストの皆様へ


ほとんど手ぶらで舞浜に出かける僕だけれど、中学校で写真クラブ長をやった程度には写真好き。
ハードケースも持ってるし、大型三脚を2本も車に積んでる・・・積みっぱなしで、たしか1回しか園内に持ち込んだことは無いけれど(^^;
年間パスポートを買いたてのころは、行く度、36枚撮りフィルムを数本、時には数十本、撮影していた。現像代が毎回数千円!!!(ToT)
今は、カメラつき携帯さえも持ち込まない。なにがきっかけで変わったんだっけか・・・


高校1-2年のころは、カメラを毎日持ち歩いてた。
たいていはオリンパスペンという小型カメラ。こころにとまったものやひとを、スナップしてた。
でもある日、写真を撮ろうとすることで、目に入りそびれてるものたちが沢山あるってことに気づいて、カメラを持つのをやめた。


十数年後、写真趣味復活。
アルプス電気のプリンタと出会い、クリエイティブな方々とたくさん知り合えたのがきっかけだった。
カメラが障害にならなくなった。むしろ、写真を撮ろうとすることで、見落としてたものに、たくさん気づくようになった。
アラーキーさんのお話を、目の前1.5mで聴いたあとは、数日間、撮れる写真がまったく違ってた。写真って面白い!!!
8年ほど前だったか、ディズニーリゾートの年間パスポートを購入。静物も人物も風景も、右を向いても左を見ても、絶好の被写体がそこここに!じゃんじゃん写真を撮ってた。動きのある被写体をクローズアップで撮るのは下手糞だったけれど、情景や、場全体の空気を写しこむのは、だんだんうまくなってる・・・ような気がしてた。


ファンティリュージョンの最終日。ど迫力に圧倒されながら、夢中で撮影した。
終演後、「いやぁ、凄かったねぇ!!!」と鼻血出そうなほど興奮していたら、わが家族のすぐ前で見てたゲストたちがしんみりとしてる。どうしたの?「出演者のみなさん、目に涙が浮かんでて。”泣かないでぇ”って想っちゃった」
・・・それに気づかないなんて、僕はいったい、なにを観ていたんだろう。
だから、クローズアップが下手なのも。美しい瞬間や素晴らしい表情が、本物よりもはるかにくすんで写ってしまう。


カメラを持たず、その場の空気を味わうことに注力してみた。
やがて、TDL20周年のライブ・エンタテイメント”リメンバー・ザ・ドリーム”で、体感記憶の凄さを思い知った。脳みそは忘れ去っていても、素晴らしい体験は身体が覚えていた。


以来、たくさんの凄い瞬間に立ち会うことが出来た。
写真も動画も、ほとんど残っていないけれど、その体験は、僕自身に深くしみこんでいる。僕の今を、はっきりと変え続けている。


今にして想えば、僕にとっては、カメラは、大いに照れ隠しになっていたのだろう。
今、この瞬間を素晴らしく輝かせることから、逃げる道具に。
そういえば・・・撮った写真は、保管しては居るものの、現像直後に見たっきり、ほとんど見返さない。
撮影によって、輝きを缶詰にして自分の持ち物にしたような気になり、かりそめの満足を得ていただけなのかもしれない。


記録も記憶も、創造の材料になってこそ意義があるんじゃなかろうか。


一方で、素晴らしい写真/動画作品を撮られている方々とも、たくさん知り合うことが出来た。
彼らの撮影は、今を輝かせるし、その作品が、さらに新たな感興を、そこここで起こしていく。


どうなんだろう、
今の僕なら、そんな写真を撮れるんだろうか。
撮りたいんだろうか。
未使用のフィルムを使い切ってしまうためにも、一度撮影機材を、久しぶりに持っていってみようか。
・・・果たして防カビ剤は、ちゃんと効いてくれてるだろうか。

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2008.07.08

TDR25周年

TDR25周年もセカンドシーズンに入りました。
今日は、大きな節目。ディズニーランドホテルグランドオープン・あのスターライトマジックの進化版と期待されるキャッスルショー・帰ってきたボンファイヤーのスタート日。
そして、まもなくチキルームとフォートレスエクスプロレーションも梃入れ正式スタート。
そんな今日、あえてそれらの新要素を未体験のまま、ファーストシーズンを終えての感想を書いて見ます。


素晴らしいのは・・・リゾートの地力を増す方向に、イベント予算のすべてを投資していること。
なかでも、ライブ・エンタテイナーさんたちのエネルギーが、特に凄いです。昨年末くらいから日に日に素晴らしくなって、年初一旦頂点を迎えて・・・特にフロート破損事故の対応、感動しました。でもさすがにのあと、一旦エネルギーが落ちて。それからが凄かった。退園や組み換えを控えて、各ショー”涙が出るほどの感動”がしばしば。そして新チームで25周年期間入り。普通、組み換え直後は錬度が落ちてあたりまえ。でも、ほとんどのショーが、旧チームフィナーレとほぼ同等のテンションでスタート。それがほぼたれることなく、むしろ進化して、今日に至っています。凄い。なにか、将来に向けての素敵なビジョンを、共有できているのかなぁ・・・と推測しています。


逆に、いっちばん気に入らないのは・・・テーマ曲の日本語バージョン。なんであの歌詞にOK出したの???
パーク内で一切流れていないってことは、わかってるひとには、あの”それ、違うだろ”っぷりが、共有できてるのかなぁ・・・って感じてます。
夢を覚ますも覚まさないも、自分次第。それこそが、ディズニースピリットの核心なんじゃないでしょうか。英語版は、それがしっかり歌いこまれています。日本語版のシー・オブ・ドリームスにインスパイアされたんじゃないかと感じる、素晴らしい出来栄え。
なのに。
”絶対ドリームズ・カム・トゥルー”・・・絶対ってのは、内心信じていないときに、その不安を打ち消すために強がって使われる言葉です。
”夢よ覚めないで”・・・他人任せかいっ!!!


そういう観点から、いま一番気になってるのは、ディズニーランドホテル。
外から見る限り、欲張りすぎ。目いっぱいの建物。アグリーさを感じてしまってます。
果たしてあそこが、夢の世界と生活の場の架け橋となるのか、
それとも、麻薬中毒患者を増産する場となるのか。
どちらになるかが、日本社会の今後に、大きく影響することでしょう。
それは、OLCさん次第。


昨日の毎日新聞に、秀逸なコラムがありました。
自社の・身内の、目先の利益を追いかけた結果、大手企業の業績は上がれども、購買力が上がらず・後継者も育たず、ジリ貧の時期を迎えつつある。アメリカがそれでがたがたになって、なお、日本はその真似をしている。
”この方策を他者・他社・他国も採ったら、社会は・会社は、持続可能なのか?”これを考えずして、地球の未来は無い。
・・・まさにそのとおりだと想います。


かつて地球が、人間社会よりも十二分に大きかったときには・・・
”簒奪対象にしても、心が痛まない他者”を規定し奪えるだけ奪う、そんな戦略が”身内”を豊かにする道のひとつであり得ました。
でも、今は違う。地球は有限になってしまった。
地球全体がうまくいく方策を、ひとりひとりが探求しつづけることなしに、もはや人間社会は豊かになれない。それどころか、存続さえ危うくなりました。


OLCさんも、”ひとり勝ち”では、いずれジリ貧。
スプリングカーニバルで生花たちを用意するに当たっての、千葉県各方面との連携。
シルク・ド・ソレイユの招聘。
わかってる方は、いらっしゃるのだと想います。


OLCさんの勝ちが、みんなにとっても勝ち。
そんな関係を、是非築いていって欲しい。
OLCさんがそういうあり方の規範となったとき、それこそが、人間社会の”夢の扉を開く鍵”になることでしょう。僕はそう感じています。
これまでの四半世紀、そうでした。そして、これからもWin-Winというあり方を深化させる前衛であり続けて欲しい。ひとりのファンとして、こころから願っています。
そして、微力ながら、そのサポーターとして、精一杯のことをやってゆきます。

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2007.11.09

夢はひらく

TDR25周年イベントのテーマが「夢よ、ひらけ」。最初はピンと来なかったけど、「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについてを読んで以来、いいコンセプトだなぁ・・・って感じてます。
”叶う”じゃなく、”ひらく”という言葉を選んだところが、また、いい。


TDL20周年のテーマは、「本当に大切な夢を見つけよう」でした。
素晴らしい体験は、体感記憶として深く刻まれ、ずっと影響を与えつづけてくれている。たとえ脳みそは忘却していても。そんなことを、僕はまざまざと知らされました。

それから5年。「こうだったら最高だな、こんなだったら素敵だな」が現実になる瞬間を、たぁくさん体験しました。
その過程で、なにがどうでもよくって、なにこそがほんとに大切なのかも、一層はっきりと判ってきた。

舞浜って、
ただ夢を見せてもらう場所・・・ではなかった。
夢がふくらむ場所・・・にとどまらなかった。
夢をひらく舞台・・・でした。ひらくから、さらにはっきりと見える。ふくらむ。

そして東京ディズニーリゾートは、これからもずっとたくさんのゲストの夢がかなう場所でありつづけます。
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて

舞浜でひらいた夢が、生活の場で、職場で、社会全体で、大きく開いてゆく。


逆に。
見せてもらおう・与えてもらおうとすると、閉じてゆく。
いつしか大切なものを、見失ってしまう。
夢が、損得にすりかわってしまう。
そんなふうにして、舞浜で不幸になっていく方々の存在も、この5年間、ちらほらと知る機会がありました。
DVD売ってた方たちも、そうだったんじゃないかなぁ。


たぶん、期間限定のキャッスルショーやパレードは、ほとんど無い・・・と予想します。
もう、目新しさでお客さんを呼ぶような時期じゃない。パークの魅力の根底を、しっかりと磨き上げるような方向に、資源を投入することでしょう。TDS5周年や、アラカルトのように。
夏の夜は、なにか考えているようにも読めますね!

一番注目してるのは

パフォーマーズ・ドリーム・フェスティバル

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、さまざまなディズニーのエンターテイメントを通じて、これまでたくさんの素敵な“夢”をゲストの皆さまに提供してきました。
25th アニバーサリー開催中は、ゲストの皆様が主役になれる“夢”の舞台を両パークにご用意いたします。バンド演奏やダンスなど、さまざまなパフォーマンスをパークで披露していただくゲストを今後募集いたします。
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて


ミュージック・フェスティバル・プログラムは、たしか開園当初からやっておられたと思うのですが、デリシャスデイズで外部アーティストを起用して以来、折に触れ、プロ・アマチュアともども本格的に起用することが増えてきましたね。


ストーリースケッチなどの展示や、イクスピアリでのディズニーアニメーションの映画祭、その他にも東京ディズニーリゾートのさまざまな施設でアートを用いたプログラムを展開
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて

アラカルトの”アート”よりも、さらにもっと踏み込んで本格的にやって欲しいなぁ!!!キャッスルショーに使うお金を、こちらにぶち込んでいただいても、僕的にはOK!
ディズニーアニメーションの映画祭は、大いに楽しみです。定例化して欲しいくらい。
初期の短編映画や、キャプテンEO(難しいかなぁ?!?)もやってくれると、飛び上がっちゃうんですが・・・


25 組のゲストの特別な“夢”を叶えてまいります。
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて

どんな夢が集まるか・・・も楽しみ!

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2007.05.12

Great Place! HongKong Disney Resort

2007/4/1-4、香港ディズニーリゾートに行ってきました。素晴らしかった。一月以上経ってなお、余韻が色濃く残っています。

舞浜に、日本に、なにが欠けているのかが、良く観える様になりました。そして、なにに長じているのかも。
それを言葉にするのは、実に難しいのですが・・・。


東京ディズニーリゾートとほぼ同じ面積に、パークがひとつ、ホテルが二つ。
美しくて、ゆったりとしていて、生命感にあふれていて、潤いに満ちている。
9月末から12月がベストシーズンだそうです。また是非行きたい。

日記は、http://d.hatena.ne.jp/BigLove/20070401#1175738462から。

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2007.01.11

ティガー、ナイス突っ込み!

DJ OZMA。そして、「ぬいぐるみに殴られたよ、えーん」親子。

どちらも、非常識。でも、はっきりと違う。


前者は、アート。
ルールやお約束を踏まえた上で、固定観念を揺さぶり、ものの観かたを拡げることを意図している。
NHKらしさって、なに?
はだかって、なに?
エロスって、どこからくるの?
家族のあり方って、どう?
・・・僕の中のめがねも、大いに揺すぶられた。
アートは、めがねを揺さぶり、新しい視点や観え方をもたらしてくれる。
どちらかというと・・・パンチートとスムースに会話していた50代の素敵なおじさまに近いと想う。


後者は、わがまま。
自分の固定観念からくる視野の狭さを、他人に押し付けている。
「ディズニーキャラクターは、いつでも俺の言うなりになって、俺に奉仕すべきだ」
今、記念撮影をしている他のゲストへの配慮はない。
お約束やルールへの配慮もない。
どちらかというと・・・NHKに抗議電話をかける人たちに近いと想う。

マーメイドラグーン元旦早朝の冷凍マグロさんたち。
これまた、自分の意識が無い間のことは、無かったことにしてシャットアウト出来る人たちなのかもなぁ。


世界に自分はなにをもたらせるか・・・が、アート。
世界が自分になにをもたらしてくれるか・・・が、わがまま。

アートは、視野を拡げてくれる。
わがままは、視野を狭めてるからこそ言える。

アートは、快も不快も、意味あるものとしてもたらす。
  めがねを揺すぶられると、笑うか、凍りつくか、怒るかしちゃうもんね。
わがままは、不快を許さず、切り捨てようとする。
  めがねを変えず、世界を変えようとしちゃう。

どちらも非常識。でも、
アートは、常識というめがねを変革し、
わがままは、常識というめがねを殻にする。

・・・そんな風に、言えるんじゃないかなぁ。

さて。
では、僕は、DJ OZMAのアートは好きか。
生放送時に観ておらず、YouTubeの粗い画面で観ただけなのだけれど・・・
やんちゃっぷりは好ましく想うものの、あまり好きではない。

そして。
もしこれが、ディズニーテーマパークでのパフォーマンスだったとしたら(^^;;;・・・まったく好ましくは感じないだろうなぁ。
(DJ OZMAの親友(実は同一人物らしい)、綾小路翔さんのBlogを読む限り、もしそういう機会が与えられても、彼はぜんぜん違うことをやるだろうと想うけれど)

この差はきっと、僕が、紅白歌合戦にまったく想い入れが無いからだろう。
紅白歌合戦そのものに、志を感じないからだろう。
紅白歌合戦が、世の中にたいして貴重な価値を提供できていないと感じているからだろう。

ディズニーテーマパークからは、志をひしひしと感じる。
非常識なほど清潔で、丁寧で、暖かい空間が、固定観念を揺さぶり、「めがねの歪み」に気づかせてくれる。アートだと言っていい。
だから・・・出演者の選定も、その志に沿ってなされるだろう。そして出演者も、その志に沿ったパフォーマンスを繰り拡げるだろう。

志の、有る・無し、強い・弱い、高い・低い。その差。
NHKの幹部だったか、放送担当大臣だったかは「品性の高いひとが番組を製作していれば、こんなことは起きない」といったようだけれど。品性の高さは、志の高さ・強さと言い換えることも出来そう。


志。夢。大切だよなぁ。
志が低いと、殺伐の我利我利になるんだろうな。

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2006.09.26

”好き”を極める

標題を変換かけたら、第1候補が「数寄を極める」だった。うん、なるほどそうだよね。
Ni-gata Traders ? | マジカルWikipediaツアーズ経由で知った記事。


――  昭和30年代の町並みと、そうした郷愁にも似た感覚が結びつくというのは、私などであれば想像がつきますが、そもそもそういう町並みを知らない今の子供には理解できないのではないでしょうか?

相羽  たしかに、何がそういう想いを呼び起こすのかは、人それぞれだと思います。今の子供だったら、ひょっとしたらファーストフードとか、コンビニエンスストアのお弁当にそれを見出すのかもしれませんし、テキサスで育った人、パリのど真ん中で育った人、インドの人・・・それぞれの何かがあると思います。でも、そのうちのどれでもいいですが、その世界を、その人が感じた通りにきちんと再現することができたら、それはそういう世界を共有していない人にとっても、何かしらの感慨を与える世界になると思います。

 世界中、いろいろなところにいる人たちが、それぞれの場所で感じている世界。大げさに言えば文化ということになるかもしれませんが、そういう感覚をどんどん表現していかないと、世の中は全部同じになってしまって、つまらないと思うんです。
イノベーティブワン~相羽高徳 氏(グラフィクス アンド デザイニング代表取締役会長)


テーマパークの意味と意義を、これほど”ど明確”に表現した言葉を、僕は知らない。
いやぁ、まさにこれだ。
そして、奈良ドリームランドが、「ディズニーランドをテーマにしたパーク」どまりで、そこから脱皮できなかったにも、このフィロソフィーが無かったからだろうなぁ。
だから、本物のディズニーランドが出来てしまったら、もはやテーマパークたりえなくなっちゃった。

やはり運の良し悪しではないのだということを、強烈に感じることとなった。   「同じ世代の人の中で、一番ディズニーランドについて知っている」「どうすればヒットするかはわかっている」「アイデアは次々生まれる」といった力強い言葉は、並大抵の覚悟で言えるものではない。   その言葉の裏づけになっているのは、「誰よりもテーマパークが好きだ」という自信、そして「好きなことを誰よりも追求している」という自信に他ならないのだろう。しかし、いくら好きなことでも、自分が一番だと断言できる人が、どれだけいるだろうか。

  相羽氏にとっては、好きなことについて「自分が一番だ」という自信は、誰しもが持っていて当たり前のものだと映るのだろう。だから、なぜ踏み切れないのかがわからない。

  好きなことを、適当に済ませない姿勢。それこそが、ラーメン博物館やガストの企画を呼び寄せたのであり、決して偶然などではなく、相羽氏の生き方が生んだ必然なのではないだろうか。
イノベーティブワン~相羽高徳 氏(グラフィクス アンド デザイニング代表取締役会長)


ニッチな部分であれば、案外世界のトップレベルって、極められる。
たとえば・・・さる焼き菓子の大量生産に関しては、僕はたぶん、世界で10本の指には入る製造技術者だろう。衛生的な状態で数週間連続稼動可能な膜分離式バイオリアクターの開発でも、一時は10本の指に入っていたはず。
でもね、10本の指に入るのと、世界で一番とは、はっきりと違う。この差って大きい。
ブレーキをかけずに、妥協せずに、とことん極めきることが出来るか。
ひと踏ん張りの差だけれど、これが大きい。振り返ってみて、そう想う。


さて、「世界一、ディズニーシーを楽しんでるゲスト」を極めるとするかな(*^o^*)

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フラガール

常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の創設を題材にしたこの映画。
予告編観たときから、ぐっと来て、涙してました。「わ、このテーマで来たか・・・」って。
夏・・・といってたのが遅れて、この土曜日からついに公開。今日、観てきました。デッドマンズチェストも、カーズも観てないのにね(^^;
案の定、良かった。
テーマパーク好き、ダンスショー好きなら、観ておくべき一本かも。お勧めです!

ドキュメンタリーではなく、劇映画。
お芝居も脚本も演出もうまくって、笑えて泣けます。松雪泰子、超GJ!!!
そして・・・それよりもなによりも。
圧巻はラストのフラダンス。観客役のエキストラが、感動してほんとに涙しちゃったという・・・僕も思わず、立ち上がって拍手しそうになりました(^^;
踊りって、すげぇ。

あえてケチつければ・・・駅での手話としてのフラだけは、あまりぐっと来なかったな。


お芝居ゆえ、誇張してる面、マイルドにしてる面、どちらもあると想う。
たとえば・・・常磐炭鉱は地熱が凄く、以前炭鉱記念館で見た採掘現場は、映画で描かれてるよりももっと過酷な感じだった。
ほんの40年前。僕にもその頃の記憶はある。大して変わっていないようで居て・・・いざ映像化されてみると、とてつもなく変わったんだなぁ。砂利道があたり前だった。車はオーバーヒートするもんだった。冷房なんてなかった。ステレオなんてぜいたく品だった。仕事じゃなきゃ海外になんて行けなかった。国内でさえ修学旅行と新婚旅行くらい。「レジャー」のために遠方に旅行することがポピュラーになったのは、1970年の大阪万博から。

今の僕たちは、彼女たちほど重いものを背負っては居ないひとが、大半だろう。
でも、「仕事とは、苦しみながら社会の役に立つこと」という固定観念は、まだまだ強固なのかもしれないなぁ。
「笑いながら、みんなを楽しませる仕事って、素晴らしい」って心から思えたら。もっともっと浸透したら。
ショービジネスに携わる人々は、もっと伸びやかに仕事できるのではないだろうか。もっと才能を伸ばし、もっと機会に出会え、もっと収入に恵まれるのではないだろうか。
そして、ショービジネスのみならず全てのジャンルにおいて、もっと創造的に、もっと意義深く、もっと健康的に、仕事ができるのではないだろうか。

40年前。炭鉱を掘るのにも、船を造るのにも、ビルを建てるのにも、鉄をつくるのにも、ひとが何人も死んで当たり前だった。
その更に20年前は、国と国とで総力を結集して、殺したり・殺されたりしてたわけだ。
まだまだ改善すべきところは沢山あるけれど、僕たちは着実に、より健康に、より自分らしく、より創造的に生きられるようになっている。
そして、もっともっと。

公式サイト レッスン日誌を是非
スパリゾートハワイアンズの歴史
モデルになったフラダンスの先生のインタビュー記事紹介
フラダンスの先生が所属していた設定のSKDとエイトピーチェスについて 元TDRのダンサーさんが開設されてるページ。宝塚はじめ、日本のレビューについて詳しく紹介されてます。
見た当日の日記
スパリゾートハワイアンズのフラガール紹介ページ
スパリゾートハワイアンズブログ ファイヤーナイフダンサー特集が興味深い。口で火を使うから、舌をやけどしちゃうんですねぇ・・・

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2006.06.18

またまたキャプテンEO そして ミート・ザ・ワールド

ひとはみな、自分自身を通して世界を理解する。 全員、歪んだめがねをかけて、世界を眺めてる・・・とも言える。 めがねが違うから、おなじ世界が、ひとりひとり、まるっきり違って見えてる。 (中略) 根底から自分自身を縛っているめがねの歪みに気づいた時。 ・・・パラダイム・シフトが起きるなんて言い方をしますが 老婆が、若い女性に変身するなんて生易しいものじゃなくて。 キャプテンEO(ご覧になったことありますか?)で、廃墟のような街が、うるおい溢れた田園に一変してしまう、まさにあんな感じの衝撃を体験します。 世界そのものが、まるっきり違って見えるようになる。 BigLoveの日記:パラダイム・シフト

うつ病の多くは、はげしいめがねの歪み・・・認知のゆがみなんて言いますね、を伴います。 認知療法ってのがあるくらいで、めがねの歪みに気付けば、うつが回復に向かう例が多いそうです。

うつで自殺する人が、あまりにもたくさんいる、今の日本。
だからこそ、キャプテンEOを、ほんとは今、上映してて欲しいんだよなぁ。
あれほど見事に「パラダイム・シフト」を描写したファンタジーって、俺はほかに知らない。
意味などわからなくとも、あれを観ることで病気にならずにすむ人、回復のきっかけをつかむ人、きっとたくさん現れると想う。

でもね、今はむしろ、マイケル・ジャクソンのように、純粋に無邪気に人間くさく生きることが、難しい世の中になっているんだろうか。


そして、ミート・ザ・ワールド。

とうとう建物が、ばりばりと壊され始めましたね。
偏狭なナショナリズムを堂々と説くひとが多くなってきた今こそ、あのアトラクションの存在価値って深いと想うんだけどなぁ。


自殺が増えたのは。そして、ネット右翼が増えたのは。
実は、OLCのせいだっ!・・・なんちゃってね(^^;;;


OLCさん、御社は
・とても大きな社会的意義を果たしている
・貴重な財産を持っている
・それは気晴らしレベルなんかじゃなく、人生を左右するレベルだ
・・・ってことを、深く深く、知っていてほしいなぁ。知っていてくださるんだろうか。
そして、こういうたぐいの価値って、恩恵を受けた受け手側は自覚していないことが多いから、送り手側が意識して視点をセットしないと、その効果を数量化・評価できないんだよね。


神さまミッキー様、どうかこの文章が、テキスト・マイニングに見事ピックアップされて、OLCさんの目に触れますように(^^)
・・・いや、こんなマイナーな話題は、テキスト・マイニングの対象外だろうなぁ(^^;;;

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2006.05.23

生ビッグバンド!!!・・・嬉しいニュース

アンコール!に代わって、10ヶ月間開催されるショーは、どうやら「生のビッグバンド」が登場する模様。
なるほど、数週間前に登場したプレスリリースを素直に読めば、そう読める。
ですが実は、あえて期待しないで居ました。「ミニーやマリーの歌声・・・ってことは、録音トラック主体かも」って。
これまた「夢はかなう」って信じてなかったんですよ。

だって・・・途方もない夢だもん!
これが、どんなに凄いことだか、貴重な機会だかわかりますか?
日本の音楽・エンターテイメント・テーマパークの歴史に残るような機会。いや、「世界の歴史」かもしれない。

「ビッグバンドが、1000人規模の常設ホールで、毎日数回、10ヶ月間連続公演。」

たぶん今、そんなことが可能な場所は、世界中でただひとつ、東京ディズニーシーだけ。
資金・顧客・プレーヤー・会場。この4つを揃えられる場所が、ほかにあるでしょうか。
・・・ひょっとすると、ラスベガスあたりには、あるのかな?
だとしても、全盛期を知る80歳代の方から幼児まで、幅広い聴衆が集まるなんてことはないんじゃなかろうか。


夢見てます。
幕が上がる。
そこにはきっと、熟達のプレーヤーたちが立っている。(いや、オーケストラ・ピットかもしれませんが)
そして、若手のプレーヤーたちも。
ウイントン・マルサリスや藤崎羊一さんのような、伝統を身体で学び、生きた音楽として発展させるプレーヤーが育つ。
そして、われわれ観客の耳も。


ビッグバンドっていうのは、もはや、とっても贅沢な存在です。
PA装置(マイク・スピーカー)が未成熟だったかつて=ビッグバンド全盛期は、あの大人数の編成に必然性があった。「オールラウンド・ミュージック・ボックス」・・・って菊地成孔さんは表現してたかな。万能伴奏装置としての需要があった。
今は・・・単なる万能伴奏装置ならば、人件費のかかるビッグバンドをあえて組む必然性は無い。MIDI音源一丁あればいい。インタラクティブ性を求めるとしても、各楽器1本づつにして、PA&リバーブでそれっぽく仕上げればいい。
クラシックのオーケストラも「オールラウンド・ミュージック・ボックス」だった。そしてやはり、実用としての必然性が薄れた段階で衰退しそうになったと聞きます。需要は減退、演奏後継者が乏しい、新しい作品が生まれない。でも、オーケストラという様式ならではの素晴らしさを知る人がたくさん居るから、素晴らしさを磨き上げようとする人がたくさん居るから、大変な苦労をしながらも、たくさんのプロオーケストラが、今、活動している。
ビッグバンドがそうなるか否か。今回の10ヶ月連続公演は、その転換点になりうる。


かつて、デキシーランド・ジャズは、すっかり忘れ去られた存在になっていた。
伝説の名プレーヤーたちが、活動場所を無くし、港湾や綿花畑での荷役や農作業で食べていた。
情熱を持った個人が、彼らを訪ね歩き、録音をし、ライブハウス(プリザベーション・ホール)を創り。
デキシーランド・ジャズの素晴らしさに、生で触れた人々が、後継者となったり、演奏機会を増やしたり。
だから、今わたしたちは、生きた音楽としてデキシーを聴くことができる。

20年ちょっと前。スイング・ジャーナルだったかで「今、日本で一番上手いスイングを聴かせるバンドは、TDLのバンドだ。客の前で毎日演奏する。これに勝る経験は無い」という記事を読んだ。
どんななんだろう・・・とわくわくしながら、はじめてTDLに行った。素晴らしかった。

今、アマチュアでスイングジャズを楽しむ人たちは、かなり増えているそうです。スイングガールズという映画もありましたね。
プロでは小曽根真さんが結成したビッグバンドがコンサートツアーをやったのがニュースになりました。
そして、録音とのあわせ技とはいえ、あのTDS「スターライト・ジャズ」の2000人総立ち。昨年のアンコールクリスマスバージョン終盤の、恍惚とするほど一体感のあるスイングした手拍子。
機は熟しつつある。そして、TDSにはスイングのノリを会得した観客がたくさん居る。

マルサリスがプリザベーション・ホールでデキシーに触れ、育ったように。
TDRでオールドスタイルのジャズに触れ、育った若手プレーヤーも居る。
彼らが、歴史の転換点になるステージに立ってくれたなら・・・それは、マルサリスがプリザベーション・ホールの世界ツアーに参加するようなもんだよね。

僕は、そんな姿に出会いたい。
それ以上の経験が積める場所なんて、ないんじゃないだろうか。
生まれ育ったホームグラウンドで、支援しようとするたくさんの人々に恵まれ、惚れ込んで人生をかけた音楽スタイルに、今を生きるプレーヤーが、現代の聴衆とともに、生きた息吹を吹き込む。
プレーヤーにとっても、TDRにとっても、客にとっても、それは素晴らしい機会=チャンスになる・・・。
それは、ジャズ誕生から100年、ビッグバンドの時代から70年を経た今、この日本だからこそ起きる、とっても深く、身に染み入るような体験になるんじゃぁないかなぁ。

今まで生きてきて想うこと。ほんとにそうなのかどうかは判りませんが・・・。
 1. 同じチャンスは2度来ない。
 2. なにを大切にして選んだか・が、そのまま結果になる。
 3. 2つの選択肢のうち、結果がどうなるか怖い&ワクワクするほうがあったなら。そちらがほんとに選ぶべき道。だってさ、創ったことの無い結果で、しかもその実現を心から望んでいるからこそ、どうなるか怖い&ワクワクするんだもん。
(怖いのと、ワクワクするのって、生理的には同じ現象なんだそうです。手に汗をかいたり、鼓動が早くなったり、胃に血液が集まったり、震えが来たり。脳みそが「怖がってる」とラベル付けするか、「ワクワクしてる」とラベル付けするかだけの違いなんだとか。)

この3つに即して。OLCさんは今回、ほんっとうに思い切った選択をしたなぁって感じます。
 1. TDS5周年、このチャンスならではの企画。人材が居る。TDSの熱烈なファンは居るけれど、もっと増やす必要がある。資金を投入できる。
 2. TDSの存在意義はなんなのか。過去5年の実績と感触をもとに、思い切って選び、明確に絞り込んだ。
 3. かつて例を見ないイベント。たぶん世界中のどこにも。すがるべき確実性や前例は無い。想定される顧客層の大半は、テーマパークに関心すら寄せていないであろう。新たなアプローチが必須。でも、成功したなら・・・TDSは世界のどこにもない存在意義を発揮することになる。

そして。
この思い切った選択が出来たのは、5年間の試行錯誤があったからこそ。
選び、実行し、結果を観、なにが叶ってなにが叶わなかったのかを把握し、仮説をたて、選びなおし、実行し、また結果を観。
この繰り返しを誠実にやってこられたからこそ、なにが「本当に大切なもの」なのかを、明確に形作ることができる。

僕自身の人生を振り返ってみて。
「あぁ、あの時、あちらを選択していれば・・・」って想う局面は、いくつかあります。
そしてたぶん本当に重要なのは、
選択を誤らないことではなくって、失敗しないことではなくって、
残念さと喜びとから、僕自身の「本当に大切なもの」を明確に浮き彫りにし、実現していくことなんでしょうね。


TDS5周年イベントが大成功を収めますように。
そしてTDSが、多様性の価値と共通性を体験できる場として、いっそう輝きを増しますように。

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2006.05.19

夢・不安・冒険、そして、信頼・・・東京ディズニーシー5周年 祝祭内容発表!

ごめんミッキー(^^;
俺、まだ疑ってたよ。「夢など、叶うわけがないだろう!」って。
こんな大それた夢、熱望してるけど、望んじゃいけないって。

大切な夢って、ほんとに叶うんだなぁ・・・。

リンク: 東京ディズニーリゾート:東京ディズニーシー5周年サイト


以下、鼻息も荒く、語りまくります(^^;;;
どうしてこれが、そんなに大それた、大切な夢なのか、も最後に。

This is TokyoDisneySEA !

TDR航海日誌: いざ、祝祭の海へ!.
まさに!その通りですね>KoZさん


「夢は叶う」ということを、舞浜はたぁくさん体験させてくれました。
たとえば・・・・・
デリシャスデイズ。「あぁ、この環境でのライブ演奏、素敵だなぁ。各エリアのテーマにそったジャンルのライブをやってくれたなら・・・」
→ホットラテンナイト。「わぉっ!!!しかも、メキシコの超一流ミュージシャンまで呼んで来てくれたよ・・・(ToT)凄いっ。あぁ、延長してくれたらなぁ・・・」
→なんと、ロス・トレス・アミーゴス延長公演。サンバのパレードも、リズミック・ピミエントスという形でレギュラー化。翌年は、キューバからティピコ・オリエンタルが。「こりゃ踊らずに聴いてらんね。あぁ、会場中が熱くなればいいのに・・・」
→ティピコ最終日の熱狂とアンコール曲の深い感動。そして、ベイサイドビートではユカタン オールスタンディングライブ!

さらにたとえば・・・・・
リズム・オブ・ワールド「会場全体で一体感を味わえたら・・・」
スターライトジャズ「2000人総立ちになったら・・・」
ポルトパラディーソ・ウォーターカーニバル「2万人で一体感を・・・」

・・・脳みそは、「無理。」って言ってました。「ゲストの要望、即座に取り入れるなんて無理」「こんな短期間じゃ準備は無理」「シャイな日本人には無理」「遊園地じゃ無理」「客層がばらけ過ぎてて無理」などなどなどなど。
でも、叶っちゃった。観えてしまった絵が現実になっちゃった。実体験しちゃった。
絵に描いた餅が、本物の餅になっちゃった。食べちゃった。

それはそれは素晴らしい味でした。想像をはるかに越えて。

そしてその場限りにとどまらず。
具現化された夢は、次への足がかりになりました。
より大きな夢を観ちゃう。そして、具現化しちゃう。より素晴らしく深い体験をする。


これだけ証拠を実体験してて、なお疑ってたんだなぁ、僕は。「夢は、叶う」ってことを。


「ディズニーシーの5周年、こんなふうだったらいいなぁ」・・・って、描いてはいました。
ただし、ひそかに。
だって・・・あまりにも大それてて、叶うわけ無いじゃん!
メキシコからトリオが来て、キューバからバンドが来て、ケープコッドにもアイリッシュなバンドが来て、ニューヨークではスイングジャズのレビューショー&小編成ジャズのライブ、アラビアでも・・・中央アジアやトルコの音楽って西洋音楽に大きく影響を与えてるみたいだから、それに触れられると良いなぁ。
おいしいものが食べられて、レギュラーショーが新しくなって。
それを、ほぼ1年間。
・・・無理無理、どっからお金持ってくるのよ。その費用に見合うだけのお客さん集まるかねぇ。1年やるとなりゃ、アーティストの手配だって大変。

でも・・・叶うといいなぁ。

いやいや、信じるのはやめよう。叶わなかったとき悲しいじゃん。
それに、そんなに幸せすぎたら、死んじゃうって。贅沢だって。駄目駄目っ。


ごめんなさい、オリエンタルランドさん。
今回発表された内容は、僕の「大それた夢」を、更に超えてました。

要塞でも、ベネチアでも、ミステリアスアイランドでも、やろうと思えばミニイベントできそう。もちろんポートディスカバリー・アラビアンコースト・マーメイドラグーンでも。企画次第で、いろんな面白さを味わえそうですね!
TDR三昧: ケープコッド・ジャンボリーナイト・・・どんなイベントかな!


順繰りに各エリア一年づつやってくれたら・・・と想ってたら、いっぺんに(^o^)。
33番埠頭でビールも飲めちゃう。
ケープコッドは水上特設ステージで狭さ解消。ミゲルズは”マリアッチ”を装わず"トリオ"。ユカタンは”サルサ”と銘打ちさぁ踊れ!
この思い切った企画を具現化するのに、どれだけのエネルギーが必要だったことか。
アトモスフィアショー削減も、TDLで夏イベントをやらないのも、ここへ向けての必然だったんですね。
そうかもしれない・そうであって欲しいと想いつつ、でも、口にするのが・・・怖かった(^^;

TDS5年間の素晴らしい体験。
それは確かに存在するものなのに、何万人ものひとたちが同じ夢を観、喜びを共有していると知っているのに、
その延長線上に、それを発展させる方向に、未来は当然描かれる・・・ってことを、なぜ疑っちゃったんだろう。

あまりにも、その夢が僕にとって大切だったから。


もう疑いません。
現場がどんなふうになるか、夢がはっきりと描かれています。絵がはっきりと観えています。
凄いよ。スターライトジャズが2000人、リズムファイナルが5000人、エテールノ!は20000人。そして今回は、TDS全域。多様なショー、それぞれの熱気。そして一体感。
最終回のみならず、はじめっから。そして、どんどん深く。


いや、疑うことは、これからもあるのかも。
不安が生じることは、これからもあるのかも。
疑いや不安に耳を傾けつつ、「なにが本当に大切なのか」を見据える。「どうなったらより素敵なのか」を見出す。
そうすれば、夢はますます素敵になる。体験はますます深くなる。

これまでも、そうでした。
そして、これからも。
「すべての”信頼”の根っこ」があるとしたら。
これがたぶん、それなんだろうなぁ。
すべてを信じる。疑いさえも不安さえも信じる。そして、夢を信じる。


オリエンタルランドさんは、TDSの5年間で、いろんな仮説を実証されてきた。
「こうなったら素敵かな」とデザインし、具現化し、反応を観、感じ、エッセンスを抜き出し、
より進化した素敵さをデザインし。
的を絞って、さぁ、大勝負。

食いついてくるであろう顧客層へ、どうこの大勝負を伝えるか・・・が、たぶん肝。
ベイサイドビートで、感触は掴んだことでしょう。
どんな工夫を凝らされるのか。それも見どころ。
成功すれば、TDSは安定した顧客を掴むことができるはず。そして、発展期へと入るのでしょう。

僕みたいなハードリピーターは、公式HPの文章と写真を観ただけで、体感記憶がリアルによみがえり、「おぉ、あの体験が再び」とうずうずしてしまう。
でも、そうでない方は・・・

多すぎてわかんねぇよヽ(`Д´)ノ ウワァァン ・・・ってのが最初の正直な印象です(笑) いくら期間が長いとはいえ、全部を見るのは不可能な気がしてきました。 う~~~~~ん・・・。
crescent moon.


というのが、とっても正直な感想でしょう。
・ホット・ラテン・ナイトwithティピコ
・ケープコッド・ジャンボリー・ナイト
・ザッツ・ディズニーテイメント&レギュラーショーリニューアル
・アラビアン&地中海
少なめに見積もって、スペシャルイベント4つ分の分量ですもんね!
さぁ、これをどうアピールするのか。
好みにバシッとはまった人は、きっとリピーターになる。
そういう人に、「行ってみようか」といかに想ってもらうか。


ある意味、拡大版リズム・オブ・ワールドとも言えるのかも知れません。
4大陸+NYのエッセンスを、1つの会場で体験させたのがリズム・オブ・ワールド。
TDS5周年は、テーマポートを使って、音楽・ダンス・食べ物・風景etcで、さまざまな文化をどっぷり体験してもらう。結果、多様性と同時に、共通性や相互影響も体験することになる。
もともとTDSって、そういう造りになってます。灯台。天文観測。建築様式。船の進化。様式は多様。でも、影響しあっている。それが感じられるような建築・小物・BGMなどなどなど・・・
歴史好きに、音楽好きに、建築好きに、園芸好きに・・・来て欲しい。興味がある領域と隣り合ったところに、たくさんの価値がある。関係ないと想ってた領域が、親しんだ領域と密接なつながりを持つ。

TDSといえば、9.11テロを僕は想い出します。グランドオープニングのわずか1週間後。
アリエルたちがショックを受け、舞台に立つことが出来ないでいる・・・と聞いて。


ディズニーのパークは、共感と笑顔を生み出す壮大な実験だなって思います。
そして、実際にたくさんの影響を世界に与えている。
そう。パークで起こることは、外の世界でも起こり得る。

舞台に立てないほどの痛みを感じておられることに、尊さを感じます。
どうかその共感を大切にしてください。
そして、より深い微笑を、より美しい世界を、創り出して下さい。

アリエルがあこがれたような素晴らしい人間の世界を、現実に築くために。
TDR三昧: 9.11とTDS


って祈りました。
その3年後、こんな文章を僕は書いています。


異文化を等距離に描いたパーク、TDS。 「国」ではなく、風土・時代・スタイルで、7つの「文化」を再現してる。 9.11テロの直前に開園したことに、歴史的な意義を感じます。
(中略)
これからも多様な「スタイル」の楽しさと、そこに流れる人類共通の「魂」とを実体験させてくれるパークであり続けてください。
そう、多様性は対立の種ではなく、創造の源泉になる。飛び込み、体験し、味わえば。
TDR三昧: 9.11とTDS


そしてTDSは、そんなパークであり続けてくれた。
もはや僕は、人種が違うから、国籍が違うから、言葉が通じないから、風習が違うから・・・と、人を差別することは無いでしょう。
そんな実体験をさせてくれたショーたちが、贅沢に集結し、10ヶ月にわたって連続公演される。
数百万人が体験する。
僕は、こんなにも大切な夢を、叶うと信じてなかったんだなぁ・・・・・。

脳みそは興奮してます。こんなふうに文章を書きなぐってしまうほどに。
でも、こころはすぅっと落ち着いてます。「ほら、やっぱり叶ったでしょ!」って感じ。
さぁ、楽しみだ!
その前に、終演に向け、日々素晴らしいことになってる「セイル・アウェイ」と「アンコール!」も、しっかり楽しんどこうっと。

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2006.04.29

TDS揺籃期の終わり

このゴールデンウィークは、東京ディズニーシーの揺籃期を体験する、最後のチャンスになるように想います。
このゴールデンウィークを最後に、私たちの愛した東京ディズニーシーは、そして舞浜全体は、新しい時代に入る。おそらくは大きく方向転換をする・・・。

ひとをたくさん使ったライブエンターテイメント。それがディズニーシー揺籃期の特徴だったと言えるでしょう。
アトモスフィアショーのみならず、レギュラーショー、そしてアトラクション扱いの2つのライブショー。
たくさんの出演者のライブパフォーマンスに支えられたショーが、ディズニーシーのグランドオープンにあたり、用意されました。ディズニーランドのステージショーやアトモスフィアショーを削減してまで。

何故か。以下は私の推測なんですが・・・
自動化されたアトラクションを建設するには、イニシャルコストがたくさんかかります。いきなり、ディズニーランドに匹敵する数・収容力のアトラクションを建設するだけの融資を得るのは、困難。しかも、期待したほどの集客が得られなかったとき、倒産の危機に陥ります。
ライブエンターテイメントは、ランニングコストは高い。しかし、イニシャルコストは抑えることもできる。実際の集客状況にあわせて、拡充したり打ち切ったりすることもできる。
ランドのショーを削減し、シーにショーを充実させれば、双方住み分けができる。
どのみち、テーマパークの話題性を維持し再来園してもらうためには、数年ごとにアトラクションを追加していくことが効果的。徐々にライブエンタテイメントとアトラクションを置き換えていけば、パークの運営費用は増大しない。見込まれるランニングコスト削減分と、集客力アップとを、融資申請理由にして・・・アトラクションを建設する。


ポルト・パラディーソ・ウォーターカーニバルは、とってもディズニーシーらしいライブエンターテイメントだと言えるでしょう。イニシャルコストもかなり高かったでしょうけれど・・・その出演者の多さ!100人ははるかに超えているのではないでしょうか。←数えてみたら、いるかジェットのドライバー・カイト操縦者を含めて、約150人。その1.5倍の要員が必要ですから、220人ほど在籍されてるはず。更に、操船やPA担当の方々もたくさん居られますよね・・・。

後継として用意されている、レジェンド・オブ・ミシカは、これを上回る規模のライブエンターテイメントになるのか。それとも、自動化が進み、出演者が少なくなるのか。僕はまったく知りません。イメージイラストを観る限り、ブラヴィッシーモ!のような、フルオートメーションなショーではなさそう。でも、ライブパフォーマンスの比率がぐっと下がったとしても、不思議ではないなぁ・・・。

違うシナリオもありえます。
レイジング・スピリッツは、あまり話題性の獲得や、ゲスト再来園の呼び水にはなって居なさそう。
タワー・オブ・テラーには大きく期待をかけているはずですが・・・こけるかもしれない。
ブラヴィッシーモ!は自動化を推し進めた画期的なショーだが、これまたゲスト再来園の呼び水にはならなかった。
保険として、5周年を機に、ライブショーに大きな投資をすることにした。ランドの夏イベントを取りやめ、アトモスフィアショーを削減してまで。
・・・ならば、今以上にライブパフォーマンス満載のショーになるのかもしれない。


いずれにせよ、ひとつの時代が終わる。
そんな気がしています。

シーならではののどかさ、一体感。
「ポルト・パラディーソ・ウォーターカーニバル」という、ひとのちからに支えられたショーが、もたらしてくれている部分は大きいように想います。
ブラヴィッシーモ!は素晴らしいけれど、ああいう全自動のショーが、リズム・オブ・ワールドのような一体感をもたらしてくれることは、あり得るのだろうか。・・・ん、ミート・ザ・ワールド最終回という実例はあったな(^^;
稀代の名ショーの終演が、輝かしくも素晴らしいものでありますように。そして、たくさんの人々が、無事体験できますように。

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2006.03.13

ファミリー・エンターテイメント そして無邪気さ

アナハイム・オーリンズのパーク体験談を聞くたび、うらやましく想うのがまさにこの部分!
リンク: チーズのディズニッ記: なんか違う。.

大人もすごい楽しんでる。まさに、ウォルト氏が、パークを作るときに考えた「大人も楽しめるパークにしたいんだ」的な光景がそこにはありました。

チーズさん、トラックバック、ありがとうございました!

アメリカのパークを、一度は体験してみたいなぁ・・・っていう理由も、まさにこれなんです。
なんといっても、ゲストがのびやかに楽しんでる!!!らしい。
そのノリを、一度は味わってみたい・・・・・。

画像で見たことがあるのは、57さんが撮影・公開されてる、今年のアナハイムのカウントダウンの様子。実に素敵です。
日本でも、こんな瞬間が、時々おとづれるようにはなりました。スターライトジャズの千秋楽、レッツロック!、リズム・オブ・ワールド。どんどん頻度は増している。アトモスフィアショーも、ぐんぐんノリが良くなってきた。
とはいえ、そこに「家族連れ」は、少ないかも。
我が家も、息子が中学生になってからは、めっきり。休日が合わないんです。
それまでは、アメリカを知るキャストさんたちから「BigLoveファミリーって、まさにファミリーエンタテイメント・・・って感じですねぇ」なぁんて言ってもらってたんですが。


子供のころに、誰もが持っている無邪気さ。
それを、僕は思春期に、一旦忘れてしまった。
僕のみならず、かなり多くの方々は、そうなんじゃないでしょうか。

蓋をして、アクセスしなくなってた無邪気さに、また触れるきっかけになったのが、大学生のとき観た映画、「E.T.」でした。自転車がふわっと舞い上がるシーンで、なぜだかわからないままに、ぽろっと涙が。悲しいわけでも、さびしいわけでもなく、琴線を揺さぶられた。あぁ、僕にまだ、こんな感性が残っていたんだ・・・とびっくりもし、嬉しかった。
TDLが出来たのは、僕が大学生のころ。そこで感じたワクワクは、E.T.で思い出したあの懐かしい感触・「ほんらい僕たちって、自由に飛べてたのかもしれないなぁ」みたいな感触と、今にして想えば、相通じるものがありました。
やがて始まった、ワンマンズドリームでの飛翔のシーン。もろにE.T.とおなじ涙が(ToT)。以後、観るたび、「来るぞ」って判ってても、涙が出てました・・・(^^;

長男が生まれてから、次男が外出可能になるまで、しばしのブランク。

やがて、子供とともに、舞浜に出かけて。
驚いたことに、子供を遊ばせてるうち、その無邪気さを通して、親が無邪気さを回復するんです。
たとえば子供って、なんでもないところで一所懸命に遊ぶ。最初のうち、ついこんなふうに想ってしまうんですね「せっかく時間とお金をかけてわざわざディズニーランドに来てるのに、こんなところで時間を使ったらもったいない!効率よく過ごさなきゃ!!!」・・・でも、無邪気に遊ぶ子供、どんどんお友達をつくったり、キャストさんや見知らぬゲストと親しく会話しちゃう子供に付き合ううち、とぉっても楽しくなってる自分に気づく。乗り物に乗ったり、ショー見たりするのの比じゃないほど。
まてよ、僕たちって楽しむために来たんだよな。ならば、これこそがもっとも効率が良くって・本質的で・深い過ごし方じゃないか!今、この瞬間に出会っているもの・こと・ひとすべてに、無邪気に関心を持ち、無邪気に味わう。

僕の親に、この発見を伝えたら「そうだよ!」ってあっさり言われましたっけ(^^;子供を通して、無邪気さを再獲得する。だから、子供を動物園や遊園地に連れて行くのって、なんといってもまず、親にとって楽しいんだと。

さて、我が家の長男は、そろそろ舞浜へは行きたがらない年頃になりました。
こうして思春期、一旦は舞浜から離れるのかも。次に行く様になるのは、彼女が出来てからか、子供が出来てからか・・・。
既存の遊園地ならば、親である僕も、行かなくなるのでしょうね。次は、孫が出来てからかな。
でも「大人も楽しめる遊園地」だからこそ、行きたくなる。特に無邪気さの魅力を知り、物事をいつも新鮮に味わうことを知ってしまったから。
そもそも、思春期を迎えたわが息子だって、年数回は、行きたくなっている。無邪気さを一旦無意識に押し込めることなく、大人になってゆけるのかもしれません。


半年ほど前でしょうか、スカットルの搭乗待ちをしていると、前の組に白人の老夫婦が。
動き出すなり、ダンディな旦那さんが、カヌーを漕ぐかのようにして、必死で加速するまねを・・・(^o^)
とっても素敵でした。待ちエリア全員がハッピーな笑顔に。
あんなふうに無邪気に楽しめる大人でありたい。
ウォルト氏が創った「大人も楽しめるパーク」の50年の歴史が、そんな素敵な大人たちを、たくさん生み出してきたのでしょう。

スーパードゥーパー・ジャンピンタイムで「蜂ー!」「ドナルドが来たぁ!!!」って全身で叫んでる小さなゲストたちが大人になる頃には、きっと舞浜も。
でも、もっと早いといいなぁ(^^;


・・・なぁんて想っていたら、リズム・オブ・ワールドの最終公演。もう待ち時間から、あのアナハイムのカウントダウンのような雰囲気でした。
こんなにすぐに、夢がかなうとは!

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2006.01.24

ベイサイドビートに向けて想う事

期待がものすごく大きいと同時に、不安でどきどき。

いや、僕自身は楽しんでしまうこと、間違いなし!少なくともチケット代分以上に。そこには微塵も不安がありません。

とてつもなく凄い体験になるか否か。これがわからない。
そして、パークのファン層を拡大できるか否か。パークの新しい使い方の開拓になるか否か。パークの楽しさがぐっと深まるきっかけになるか否か。僕のものすごく大きな期待はここにあり、そして、かなうか否かという不安も、ここにあります。

TDS開園以来、おそらくはパークのファン層を拡大すべく、いろんな試みをやってこられました。たとえば世界一流のアーティストを呼ぶ。ディズニーパークに行こうなんて考えたことも無かった人たちに、入園してもらうことには成功しました。
では、ティピコ・オリエンタル目当てで来園されたゲストたちは、TDSのファンになったか・・・否。わき目も振らずユカタンに来て、ステージだけを観て、帰る。「遊園地のお客の前でやらせるなんて、アーティストがかわいそう」という感想とともに。

一方で、パークファンを対象にした特別営業というのも試行されてきました。でも、こちらもあまりいい営業成績をあげられなかったと聞いています。
僕自身・・・一度も行ったことがありませんでした。ドリームライツのフロートと写真が取れる?その日だけのスペシャルショー?追加料金を払ってまで行きたくは無いなぁ・・・・・
コアで熱狂的なファンって、確かに目立ちます。でも、たぶん実数はさほど多く無い。
年間パスポートを持つほどのパークファンといえども、大半は僕同様、そんなに「レア」さに情熱を傾けないということなんじゃぁないでしょうか。

今回は。基本的に、「特別営業で、パークファンじゃない人を集めよう」という企画・・・だと、私は理解しています。ぜひ成功して欲しい。
肝は、「その気」で来るゲストが、どのくらいの比率になるか。少なくとも1/3を超えれば、「遊園地のお客の前でやらせるなんて、かわいそう」なんてことには決してならないはず。
そして、「またこういう機会があったら、必ず来るぜ!」「面白いじゃん、ディズニーパーク。今度普通の日にも来ようっと」ってなことに、なることでありましょう。

先入観を崩されるほどの凄い体験をすると、人はたぶん、パークファンになる。
それはしばしば、意図を超えて起きちゃう。
そんな機会を、意図して提供できるのか。
出来るはず。想いを込め、環境をセットし、ひとを放り込めば。

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2006.01.04

「ファミリーエンターテイメント」は、「目黒の秋刀魚」であってはならない

表題だけで、語りたいことをすべて語っているのですが・・・以下駄文。

dpostさんの
リンク: 今日のひとこと - dpost.jp (2006-01-03).

クラブ・ニューイヤーについてはかなり満足だったんですが、関連スレ見ているとディズニーヲタvsクラブヲタ(ていうか一般人)がこれ。

という一文が気になって、久しぶりに2chの遊園地板を観て来ました。
まぁねぇ、あれが「一般的なディズニーヲタ」(・・・というものが実在するか否かも疑問ですが;)の意見だとは、私は想わないです。
ディズニーヲタって、実にバラエティに富んでます。ひとりひとり、個性も嗜好も考え方も、むしろ一般人以上に個性的でバラエティーに富んでいる・・・と、私は感じています。
匿名掲示板では、語り手は自論が不特定多数の意見であると受け止められることを期待しがちですし、読み手もそれにつられがち。だからこそ、個別の意見として読み解くことが重要だと感じている、今日この頃。

さて。
「私が」感じている、ディズニーらしさ&ファミリー・エンタテイメントとは。

ライブハウスやクラブイベントやディスコに、小学生の子供を連れて行けはしないけれど、「レッツ・ロック!」や「クラブ・ニューイヤー」になら連れて行ける。行った結果、気に入るかどうかは別として、でも「こういう世界があるんだ」ということが体験できる。
これって、とっても有意義だと「僕は」実感しました。

そのためには。
安全である必要はある。
そしてなにより、本物である必要がある。
そのジャンルが持つ魅力・本質の部分を、きっちり質高く、現出する必要がある。

落語の「目黒の秋刀魚」のように、秋刀魚の魅力がまったく感じられない調理をしてしまったのでは、無価値。
それは、ファミリーエンタテイメントではないし、ディズニーらしくも無いと、「私は」感じます。

19世紀末のマーセリンは、たぶん、ワールドバザールほどピカピカではないし、埃っぽかったに違いない。
20世紀初頭のNYは、アメリカン・ウォーターフロントほど清潔ではなかったかもしれない。少なくとも、のんびり車道を歩くなんてことは出来なかったことでしょう。
ベネチアの運河は、TDSほど水が綺麗ではないそうですね。

本物が持つ魅力。その本質を抽出して、本物以上に魅力的にしてしまう。これこそがディズニー的なデフォルメであり、ファミリーエンターテイメントの深みと凄さなんじゃないでしょうか。そんなふうに「私は」感じます。

マスでくくったり、レッテル張りするのではなく・・・。
対象をありのままに見、深く広く調べ、そのどこに魅力を感じているのかをきっちり自分自身に問い、まとめなおす。
提示して、ゲスト一人一人の生の反応を見、その反応のどこに魅力を感じているのかをきっちり自分自身に問い、まとめなおして、さらに磨きをかける。
クリエイターがそんな作業を繰り返しているからこそ、質の高い価値が創造されているのではないでしょうか。

追伸
1/25-27の19:00-22:30にTDSで予定されている特別営業「ベイサイド・ビート」に関しては、思いっきりとんがって欲しいなぁ・・・と私は想ってます。
ゲストに「どうじゃ、これにノッてこれるか!!!」と挑みかかるくらいに(^o^)。
その障害になるなら、ファミリーエンターテイメントを考慮する必要は無い・・・とすら想います。せっかくの特別営業なんだから、目一杯実験して欲しいな。
「音楽で踊る」魅力を、脳髄に叩き込むような、そんなイベントになってくれると嬉しいなぁ。

誰かしらが夢中になっている事柄・スタイル・ムーブメントって、必ずなにかしらの魅力がある。経験上。
ただ、わたしがまだ、その魅力に触れていないだけ。
だから、その魅力を感じられる機会があると、自分の世界がぐっと拡がります。
最近のクラブムーブメントをまったく知らないわたしにも、「これがその魅力だ、このやろう!」って見せ付けてくれるような、クリエイターが感じてる魅力を、ギンギンに発揮してるような、そんな熱い夜を期待しています。

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2005.11.03

テーマパークは、作り物。そして、本物。

リンク: STARWELL-Blog【Hoshicolu!】: こういう突っ込み好き

さてさて、今回書きたいのは「偽物」について。
ディズニーパークは偽物尽くしです。偽物の木や岩、偽物の建物…。
では本物ってなんなんでしょうかね。

彫刻とおんなじだと思うんです。
たとえばダビデ像。石の肌、石の筋肉。作り物の人間ですよね。
しかも、本物の人間そっくりではない。見上げたときに均整が取れるように、頭を大きめにデフォルメしてある。

でも、そこに創り手の想いが表現されていて、観たものに感慨を呼び起こす。
作り物の人間。そして、本物の芸術。

絵画もそう、文章も、音楽も、演劇も、映画も。
例えば「敦煌」を、絵にする、小説にする、音楽にする、演劇にする、映画にする。
いずれも現実の「敦煌」そのものではない。創り手が「敦煌」を体験し、その体験を別のかたちに映し、表現したもの。

新しい表現手段って、得てして軽んじられがちなのかもしれません。
映画だって、わざわざ「総合芸術」と主張する時期があった。
アニメーションだって、最初は映画よりも一段低く見られたようですね。技術や費用面で、最初は質が伴わなかったという側面もあるのでしょうけれど。
漫画だって、今はおとなが読んでも当たり前。「いまどきの大学生は、漫画なんぞ読んでる!」と批判されたのは、わずか30年ほど前。

テーマパークって、入り込んで遊べる彫刻。マルチアングルで観られる絵画。日々演出が変わる演劇。まさに「総合芸術」と言えるのかも。

ミッキーマウスにも、厳然と、「本物」と「偽物」ってあると思うんです。
それは、「Disney」印がついてるか否か・・・でも無くって。

たとえば、パークを歩いてるミッキーは、まぎれも無く本物のミッキー。
リンク: TDR三昧: 着ぐるみと私(^^).

ミッキーはなるべく満遍なく笑顔を振り撒きますし、ミニーは隅っこや裏から観てるゲストにも、ちゃんと気づいて手を振る。キャラクターそれぞれ、ちゃんと個性がある。

で、あるときふと腑に落ちました。
映画の中のミッキーは、たくさんの人が絵を書き、命を吹き込んでる。
パークを歩いてるミッキーも、それとおんなじなんだ。
表現手段は違うけれど、まぎれもなく本物。

では、ドローイングクラスで書いたミッキーは?・・・うーん、難しいなぁ(^^)
ハロウィンでゲストがしているミッキーの仮装は?・・・本物の「偽者のミッキー」かもね!

うーむ、本物って、なんでしょうね。
それには「質」、それも、そのものと向き合ったときに呼び起こされる「体験の質」の高さが、どうも影響しているような気がする。
現代哲学のテーマのひとつに「クオリア」というものがあるんだそうです。赤を、赤たらしめているなにか。本質のようなもの。
なにかの「クオリア」が宿っているかどうか。それが、本物と偽物のちがい・・・なのかもなぁ?

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2005.09.04

ドラマティック・ディズニー・シー2005

ディズニーシー、開園4周年、おめでとうございます!
そして、心からありがとう。最高の学びの場です。幸せについて、文化について、スタイルについて、多様性について、こころについて、つながりについて、愛について。たくさん体験的に学べました。この4年間は、僕にとって大きな財産となることでしょう。そして、これからも。

さて、今日から表題のイベントが始まりました。
昨年のドラマティック・ディズニー・シー2004は盛りだくさんでした!
そこでいろいろなことを試して。結果、どうやら鉱脈を探り当てたみたい。
今年はそこにエネルギーを絞り込んだ・・・というふうに感じました。それは、僕の望む方向とはちょっと違っているのだけれど・・・若い女性をメインターゲットとするなら、やはりこれが鉱脈なのかな。

メインショーの「ウイッシュ」、素晴らしいです!!!
叙情的で、神話的で、生身のひとの凄さと最新機材の能力が存分に発揮されていて、芸術的。
フェストオペラ・チエロ☆ステッラート・ミスティックリズム・ブラヴィッシーモ!がお好きな方なら、必見。
特筆は終わり方。はじまりと対を成してて、余韻を残してすぅっと終わります。神話が、現実とつながる。
夢のステージが、ここに・・・という感じすら受けました。そして、このショーをやるのに、TDSほどふさわしい場所はない。TDSの持ち味を存分に活かしたショー。
ぜひ、夜に観てください。
そうそう、バックステージへ帰るミッキーたちのお見送りが出来るのも画期的!よきマナーが定着しているからこその、判断なのかもしれませんね。

リドアイルでのショー「ウィッシングリング」
”心の美しい人がかけた願いは、美しい波紋を生み出し、美しく結実する。”・・・なるほど、そうきたか(^^)
まさに今、大切なメッセージではあるなぁ。

アトモスフィアショー
イタリアンフラッグの新バージョンのみ観ました。友人から「六本木系」って聞いてましたが、なるほど!男の色気全開で、かっこいいっ!!!なまめかしいです。若い女の子が多数、釘付けになってました(^^)

食べ物
昨年の大ヒット企画、スナック食べ歩きでスプーンプレゼント・・・は、やめたんですね!売り上げは著しく伸びたろうと想うんです。でも、あえてやめた。ああいう時間の使い方を、ゲストにさせたくない、もっとゆったり本質に触れた時間を提供したい・・・という想いの表れなのかなぁ。それとも、企画終了後、スナックの売り上げがぱたんと落ちて、結局、固定客獲得につながらないことがはっきりしたからでしょうか。
以後、スプーンを、テーブルサービスレストランのスペシャルメニューにつける作戦が展開されましたが、それも神通力がなかったのかなぁ。そういえば我が家も、ホールニューワールドのスプーンはもらわずじまい。で、今回はガラスのお皿になりましたね!ちょっと魅力を感じます。
スナックに新メニューを登場させたり、テディルーズベルトラウンジにドンペリニオンを用意したりと、なかなか面白い企画が。

グッズ
物はあまり買わないので、語る資格がないのですが・・・デザインも、ラインナップも、しっかり練ってる感じはします。昨年大成功でしたもんねぇ。携帯用チャームの成功を受けてか、装身具系もいろいろ登場してるみたいですね。


さて。今年のテーマ、wish・願い。
ピノキオのメインテーマ「星に願いを」で歌われたように、Wishによって、Dreamは、trueになるわけですね!

「夢は、願い続ければかなう!」
でも、「願い」という日本語には、wishの意味も、desireの意味もあります。
ここで言う「願い」はwish。desire(欲望)とは違う。その違いがわかっていることが、大切な夢を実現するには重要です。
夢に執着して、不安に支配され、desireを振り回してしまうと、本当に大切なものを見失ってしまう。
desireはおねだり。wishは自分のエネルギーを世界に与える行為。
desireは自分は欠けているという意識から、wishは自分は満ちているという認識から来ている。
desireは不信から、wishは信頼から来ている。「かなうべき望みは、いつもかなえられている」という信頼から。
・・・そんなふうに、2つの違いを表現することも出来そう。

そういえば、「大切なのは信じること」という、ギフト・オブ・ドリームスの歌詞って、「願い」をdesireに堕とさずwishに昇華するためのポイントを指してるんですね。

美しい心が、祈りとともに願う、美しい望み・・・wish。
このイベントに触れて、wishの清らかさ・美しさと、その力を、僕は想い起こしました。


スプーンのスタンプラリーをやめたのも、油とり紙をたっぷり用意したのも、desireに堕ちないようにという配慮かしらん?!?グッズやバナーのデザインも、よりフェミニンな感じが、僕はします。
しかし、フラッグのあのイケメンぶりと色気は、かなり女性のdesireを刺激しそうだなぁ(^^)


9/15追記
どうやら平日でも、連日大賑わいの様子。学生さんは、まだ長い夏休みだったりもするのかな。
若い女性にターゲットを絞ったことが、このTDSの賑わいを生んでいる様に想います。
PRも、媒体・内容とも、明確に絞込んでるみたい。
ファンタスティック惑星BBSのきなこさんの書き込みで気づいたんですが、こういうPRサイトも創ったんですね。Yahoo! JAPAN PR企画 - ドラマティック・ディズニーシー2005
特にYahoo!サーファー“ローラ”のディズニーシー体験記は、乗り物に乗る以外の楽しみ方を、臨場感たっぷりに、うまぁく紹介してます。