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2007.11.09

TDRの影を踏んで: 第17回 グッドショーへの道

……いくら、建物の造りを凝っても、おしゃれなメニューを用意しても、店員の見た目がよくても、こういったとっさの対応で、その店の本来の姿がむき出しになる。コーヒーの入れ方や食器の片付け方などは、どの店員も同じ動作で処理している。そのあたりのマニュアルは完璧なのだろうが、マニュアルにはない出来事には対応できないということか。同じ「マニュアル社会」なのに、ディズニーにあって、他にないものはなんなのだろうか。あらためて、考えさせられる出来事だった。 TDRの影を踏んで: 第17回 グッドショーへの道

答えは簡単。 やり方にとどまらす、そのこころを教えている。

なにが、大切なのか。なんのために、働くのか。
まずそれを最初に、そのあとも折に触れ、判りやすく教えている。
それも、言葉にとどまらず、五感で体験できるレベルで。

”完璧なマニュアル”は作成可能か・・・が、30年ほど前、アメリカで研究されたと聞きます。
答えは、不可能。
ただし、判断基準を教えることは出来る。業務改善を継続・推進する仕組みを創ることは出来る。

勤務初日に、ウォルトの生涯やOLCの成り立ちをまず紹介し、理念を伝える。
SCSEという優先事項とその順番を、わかりやすく伝える。
だから、そのあと、なにを教わるにつけ、なにを見聞きするにつけ、理念とSCSEと結びついて理解される。


風土や文化は、出来上がってしまうと強いです。良くも悪くも。
ディズニーテーマパーク流の教え方を、自分の職場に取り入れるには、そこに工夫が必要。五感で体験できるレベルで、新しい基準を示していく必要があります。


なぁんてことは、元記事筆者・すいーぱーさんは百も承知で、書いておられるんだろうけれど。
お手洗いがぴっかぴかなのが、もはや当たり前になったように、
30年後くらいには、こんな企業風土が当たり前になることでしょう。子供の頃からTDLがあった世代が経営者になる頃には。

11/11追記
以上、ずいぶん前に下書きしたまま寝かせておいた記事を、一気に書き上げました。
その後、久しぶりに「TDRの影を踏んで」さんを拝読してて、2つほど気になった記述が。

そういいながら、実は誉めるのは苦手で、誉められるのは嫌いな私。そんな私からは、たとえいい話があっても、マジックは生まれないのさ。 TDRの影を踏んで: 第24回 舞浜までいかなくても、魔法は存在する
大多数の人は、すいーぱーさん同様でしょう。僕も元来、そうです。

そして、こんな発想もあります。

私は、マジックを生みたい。だから、たとえ誉め・誉められるのは苦手で嫌いでも、誉め・誉められるしくみを創る

ファイブスターカードをはじめとする、TDRの様々な”誉め・誉められるしかけ”って、こういう発想から生まれている。
マネジメントシステムの事務局って、こういうしかけを創るのに絶好のポジションです。


これは、
”私は新人だし、こんなときどう対応するのか教えてもらってないから・・・”と立ちすくむのか、
”お客さんに「安全・丁寧さ・ショー・効率」を提供しなきゃ。そのためには・・・”と為すべきことを見出すのか。
その違いとまったく同じ。
「ディズニーにあって、他にないもの」って、突き詰めると、この姿勢の差と言えるのかも。

この話をした上司は、「この話を紹介したのはホスピタリティの精神をみんなにも、と、思ったわけではなく、純粋に感動したからなので」といって、話を終えた。 TDRの影を踏んで: 第25回 なぜお子様ランチを食べたいのか
上司さんが「この話のように、部下たちが前例や決まりごとを超えて的確な働きをするような職場にしよう。そのためには、どんなしかけを創ろうか・・・」と知恵を働かせて下さったなら、職場は変わるはず。
この話は、キャストは一見マニュアルどおりに行動しなかった、決まりを破ったように見えるが、実はキャストの行動はディズニーランドの基本理念、目的どおりのものであり、大きな意味でマニュアルどおりに行動したのだ。TDRの影を踏んで: 第25回 なぜお子様ランチを食べたいのか
もしかすると、すいーぱーさんのお勤め先って、 ”マニュアル=マネジメントシステム” という感覚が強いんじゃないかなぁ。 極端な話、マニュアルなんてなくっても、マネジメントシステムは構築できるんだそうです。 こう言い換えることができると想います。
キャストはマニュアルどおりに行動しなかったから、一見、マネジメントシステムを逸脱したように見えるが、実はキャストの行動はディズニーランドの基本理念、目的どおりのものであり、マネジメントシステムに沿って的確に行動したのだ。

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May The Dream(land) comes true(Disneyland)!!!

25 組のゲストの特別な“夢”を叶えてまいります。 「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて
さででは、僕はどんな”夢”を叶えたいか・・・・・

実は先月末が、通信教育の提出期限でした。
受講率・終了率が事業所目標に入ってるそうで・・・実にくだらん!!!と思うのですが・・・「頼むからなんか受講して」ってんで申し込んだのが、キャリアデザインコース。現場を離れて5年、このあたりで、どんなふうに職歴を積むか、見直すのもいいかなぁって。
その直後、現場復帰したこともあって、ずっと積読。で、期限間際にあわてて取り組んだんですが・・・自分の心に問うて答えを見つけていくような課題ばかりだったんで、駆け込みでやるのは往生しました(^^;

「実現可能性は脇において、一番やりたい仕事は?」
・・・OLCの社長!!!
いや、社長を必ずしもやりたいわけじゃないなぁ。もっとグランドデザイン的なことや、それを実地に創り上げていくことをやりたい。
あっ!・・・”奈良ディズニーランドの実現”だわ。


香港ディズニーランドに行って、想いました。
「あぁ、奈良ドリームランドも、東京とは違う魅力を持った、ディズニーランドに出来るよなぁ」って。
こじんまりとして、生命感とやわらかさにあふれた、歴史を感じられる暖かいパークに。
舞浜の1/4くらいのお客さんは、優に集められることでしょう。

課題は3つ。
1. その集客数で採算が成立するようなビジネスプランが立てられるか・・・。
2. 交通アクセスをどうするか・・・。
3. 地元の絶大な協力が得られるか・・・。

先程、ディズニー・テーマパークの魅力-「魔法の王国」設立・運営の30年-のディズニーとの交渉のくだりをあらためて読みました。何度読んでも、胸が熱くなります。一気に何本も記事書いてしまったのも、その余波。
果たして僕に、ここまで情熱を傾け、交渉を尽くすことができるかしらん。

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夢はひらく

TDR25周年イベントのテーマが「夢よ、ひらけ」。最初はピンと来なかったけど、「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについてを読んで以来、いいコンセプトだなぁ・・・って感じてます。
”叶う”じゃなく、”ひらく”という言葉を選んだところが、また、いい。


TDL20周年のテーマは、「本当に大切な夢を見つけよう」でした。
素晴らしい体験は、体感記憶として深く刻まれ、ずっと影響を与えつづけてくれている。たとえ脳みそは忘却していても。そんなことを、僕はまざまざと知らされました。

それから5年。「こうだったら最高だな、こんなだったら素敵だな」が現実になる瞬間を、たぁくさん体験しました。
その過程で、なにがどうでもよくって、なにこそがほんとに大切なのかも、一層はっきりと判ってきた。

舞浜って、
ただ夢を見せてもらう場所・・・ではなかった。
夢がふくらむ場所・・・にとどまらなかった。
夢をひらく舞台・・・でした。ひらくから、さらにはっきりと見える。ふくらむ。

そして東京ディズニーリゾートは、これからもずっとたくさんのゲストの夢がかなう場所でありつづけます。
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて

舞浜でひらいた夢が、生活の場で、職場で、社会全体で、大きく開いてゆく。


逆に。
見せてもらおう・与えてもらおうとすると、閉じてゆく。
いつしか大切なものを、見失ってしまう。
夢が、損得にすりかわってしまう。
そんなふうにして、舞浜で不幸になっていく方々の存在も、この5年間、ちらほらと知る機会がありました。
DVD売ってた方たちも、そうだったんじゃないかなぁ。


たぶん、期間限定のキャッスルショーやパレードは、ほとんど無い・・・と予想します。
もう、目新しさでお客さんを呼ぶような時期じゃない。パークの魅力の根底を、しっかりと磨き上げるような方向に、資源を投入することでしょう。TDS5周年や、アラカルトのように。
夏の夜は、なにか考えているようにも読めますね!

一番注目してるのは

パフォーマーズ・ドリーム・フェスティバル

東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、さまざまなディズニーのエンターテイメントを通じて、これまでたくさんの素敵な“夢”をゲストの皆さまに提供してきました。
25th アニバーサリー開催中は、ゲストの皆様が主役になれる“夢”の舞台を両パークにご用意いたします。バンド演奏やダンスなど、さまざまなパフォーマンスをパークで披露していただくゲストを今後募集いたします。
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて


ミュージック・フェスティバル・プログラムは、たしか開園当初からやっておられたと思うのですが、デリシャスデイズで外部アーティストを起用して以来、折に触れ、プロ・アマチュアともども本格的に起用することが増えてきましたね。


ストーリースケッチなどの展示や、イクスピアリでのディズニーアニメーションの映画祭、その他にも東京ディズニーリゾートのさまざまな施設でアートを用いたプログラムを展開
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて

アラカルトの”アート”よりも、さらにもっと踏み込んで本格的にやって欲しいなぁ!!!キャッスルショーに使うお金を、こちらにぶち込んでいただいても、僕的にはOK!
ディズニーアニメーションの映画祭は、大いに楽しみです。定例化して欲しいくらい。
初期の短編映画や、キャプテンEO(難しいかなぁ?!?)もやってくれると、飛び上がっちゃうんですが・・・


25 組のゲストの特別な“夢”を叶えてまいります。
「東京ディズニーリゾート25th アニバーサリー」のプログラムについて

どんな夢が集まるか・・・も楽しみ!

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ワールドバザール耐震改装 最終段階へ

ここ数年、TDL開園当初からの建物は、順次、耐震補強&改装がなされていますね。ワールドバザールの残り1/4も、いよいよ4ヶ月間お休みに。


11/16~2008/2/3ディズニー&カンパニー
11/16~2008/3/14マジックショップ
11/16~2008/3/14ハウス・オブ・グリーティング
11/16~ビクトリアズ・ジュエリーボックス(11/15で終了)
2008/3/27~4/9ディズニーギャラリー


※2007/12/26~30の期間、改装・整備のため、シンデレラ城前にフェンスを設置します。
あらかじめご了承ください。


クリスマス期間に休んじゃうのは、ちょっとびっくり!来年4月からの25周年イベントに間に合わせるためでしょうか。
ビクトリアズ・ジュエリーボックスが無くなるのは、ちょっぴり残念。香港ディズニーランドみたいな、度肝を抜かれるほど本格的なジュエリーショップが、ミキモトあたりの直営であると楽しいんだけれど・・・。一昨日、みゅさんと立ち寄って家具・壁紙・シャンデリアをじっくり眺めたんですが、それでお別れになりそうです。


既改装の3エリアは、雑貨・菓子・服・おもちゃの大規模店舗になりましたから、
今回は書籍・文具・高級雑貨・美術品のお店たちになるんじゃなかろうかと予想。
-ディズニーギャラリーと連携した美術工芸品&きり絵のお店
-文具・書籍・CDのお店
-マジックショップ
・・・といった感じだといいなぁ。


ディズニーギャラリーのお休みは、ごく短期間ですから、展示換えにともなうお休みでしょうね。お絵かき教室は、いよいよ終了なのかなぁ。
2階と、プラザ・アドベンチャーランド側(ワッフル屋・ホームストア・リフレッシュメントコーナー)は、今回はいじらないんですね。
なかでもマジックショップは、今でこそあまり立ち寄りませんが、幼い頃息子たちが大好きだった思い出深い場所。思い返せば、ちいさなショーの楽しさをはじめて知ったのが、店頭でのマジック実演だったなぁ・・・。是非存続をと、強く強く願っています。


シンデレラ城のフェンスは、クリスマス飾りの撤去&舞台設営かな?
ビクトリアズ・ジュエリーショップ閉店ともども、こうして告知してくださるのは、とってもありがたいです。

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