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2005.01.29

観客と劇場体験

ウォルト・ディズニーが、ディズニーランド開業前、ほぼ出来上がった施設を見回しながら語った・・・という言葉を思い起こさせる記事に触れました。

映画を観に出かけたら、そこはと~っても小さな劇場だったんだそうです。

そのとき座席についたぼくの前方にあったのは、80~90型クラスのスクリーンなのだ。ホームシアターに凝っているような方なら、100型超クラスのプロジェクタスクリーンを特別大きなものとは思わないに違いない。それをさしひいても、このスクリーンは小さく感じた。
 劇場は満席だった。リアプロジェクターによる予告編の上映が始まると、最初のうちはスクリーンの小ささに対する不満の声が聞こえはしたものの、いざ、本編が始まると、そこに偶然居合わせることになった44名の観客は固唾を飲んで、こじんまりとしたスクリーンに投影される純愛ストーリーに集中した。ぼくも、最前列に座っている、ちょっと背の高い男性の頭でスクリーンの左下がケラレるのを気にしながらも、スクリーンを注視し続けた。あちこちからすすり泣きがきたりもする。そこに居合わせた観客の息づかいを体で感じるのだ。


●メディアの未来とレガシーコンテンツ

 ホームシアターなら、この劇場よりも、もっとリッチな環境で映画を楽しむことができるかもしれない。けれども、そこに偶然居合わせた観客の一体感のようなものは得られるかどうか。トイレのために席をたつのも自由なら、携帯電話が鳴れば一時停止ができる。しかも、スクリーンやオーディオは劇場よりも立派とくれば、そっちで見る方がよさそうなものだが、実際にはどうだろう。

 ぼくは、この日払った1,300円で、けっこう多くのものを学んだように思う。映画館は空間を売る商売だとは思うが、その空間は、設備だけではなく、そこに居合わせた観客がいっしょに作るものなのかもしれない。その一蓮托生の共同体意識は、800座席の大劇場で得られるものとは異質だった。毎回というのは正直なところちょっと躊躇するが、たまにはこういうのも悪くはないと感じたのだ。
山田祥平のRe:config.sys:メディアリッチの領分


自分と映像とが、1対1の関係で結ばれる。それがホームシアター。
でも、映画館では、多対1。それだからこそ味わえる体験がある。
映画でさえ、そう。ましてや、生身の人間が演じるライブショーならば。観客の反応に、演じ手が影響を受け、その場、その瞬間ならではの輝きが生まれもする。

たとえば、こんな風に・・・


ポルトパラディーゾもいよいよ最高の盛り上がりを見せる。参加タイムではもう、本当に楽しかった。友達は相変わらず笑い死にしている。
本来は、こういう盛り上がるショーなんだよなぁ。でも、今までこんな盛り上がっている「本来の姿」は見たこと無かった。ポルトパラディーゾの楽しみはこの文具屋さん周辺に水曜日に来れば分かる。
最後にパイロも上がって、完全バージョンが見れた。終わった頃には太陽も出てディズニーマジック。

この光景は忘れられないな。
STARWELL-Blog【Hoshicolu!】: キャスティングサテライト&みゅさんとポルト鑑賞


空間は、そこに居合わせた観客がいっしょに作るもの・・・ってことを、よーく知ってるからこそ、こんな事が起こる。
よーく知ってるから、みゅさんたちの振る舞いは、こんな風です・・・

さっき予想したとおりの人だって書いたけど、予想した以上に、礼儀の正しい人でもあった。
れあサイトを一見見ると面白いだけじゃなくて、ちょっぴり過激な部分もある。そこがれあサイトの良さでもあるんだけど。
でも、実際にはとても律儀で、盛り上がる時は盛り上がる!とてもうらやましかった。ディズニーパークの楽しみ方が非常に良く分かっているようだ。
STARWELL-Blog【Hoshicolu!】: キャスティングサテライト&みゅさんとポルト鑑賞

一方で。こんな話をちらほら耳にします。


僕が2年前(年パスの頃)、ランドで目撃してきたいわゆる常連の冷たさ。違反や他人をまったく考えない人達…。そんな常連のイメージが嫌だった。(自分も良くディズニーランドに行っていたから、傍から見れば僕もその一人に見えるんだろうなぁって)
でも、みゅさんや、その親友の方を見ていると、とにかく明るく、もちろんの事ながら人に迷惑をかけない。
これがファンらしいファンだな!とちょっと感動してしまった。
そう、大切なのは、パークを楽しむ心と、人間として人を思いやったり、迷惑をかけないことなんだ。みんながみんなそうなればいいな。
STARWELL-Blog【Hoshicolu!】: キャスティングサテライト&みゅさんとポルト鑑賞

僕自身は、パークにおいて、見知らぬゲストから親切にしてもらった想い出が、たぁくさんあります。山のように。
そして、常連の冷たさを目撃したことは、ほとんど無いんです。話はいろいろ聞くのですが・・・・・。

ただね、まるでホームシアターでビデオを観ているかのように、
 自分ひとり 対 舞台
 自分達のグループ 対 舞台
という楽しみ方をしている人は、しばしば観かけるかなぁ。
それもひとつの楽しみ方ではあるわけですが、ちょっと勿体無いな・と感じることはあります。
ほんのすこし、執着を手放して、意識をひろげれば、なんにも損なわれること無く、楽しみが膨らむのにな・・・って。

親切にしてくださったゲストって、空間全体を大切にしている。
その心くばりが、ショー体験を深くて印象的なものにしてくれる。
それがわかっているひとびとって、実はたぁくさん居る。

迷惑をかけない・・・というのはなかなか微妙で。「ああしたい」と「こうしたい」はしばしばぶつかりますよね。
でも、根底的に大切にしたいものって、人間、そうは違わない。それをきちんと観ているか、見失っているか。

親切にしてもらった、たぁくさんの想い出。
なにをしてもらったか以上に、その優しい気持ちそのものが、僕たちを幸せにしてくれた。
そして、僕たちが他のゲストになにかしら役に立てたとき、それがまた僕たちの幸せを大きくしてくれる。

人生は、協力し合ってより素晴らしいものを創造するためにある。
奪い合うためにあるのではない。
だって、人の情熱という資源は無限。奪い合えば枯渇するけれど、協力し合えばいくらでも湧き出でる。


さて、冗談から駒。
鹿軍団があるなら、馬も揃えなきゃ・・・・・と、馬軍団ステッカーってのを、ナイト隊長にお願いして、創ってもらいました。このステッカーがカッチョイイ!!!
そして、パークで素敵な劇場体験を創造するためには、こんなことが大切かなぁ・・・と想うことを、”おやくそく”にしてみました(^^)
”このおやくそくは俺のものだ!”と想っていただける方、どうぞご自由にステッカーをお使いください。
鹿軍団ステッカーSP1も、どぞよろしく!

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