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2004.07.24

DREAM RETREAT:「ドナルド・ダックを読む」を読む

DREAM RETREAT:「ドナルド・ダックを読む」を読む
感想、ありがとうございます。コメントが遅くなってしまいました・・・。

現政権に対立しようとする革命家は、「愚劣で醜く、暴力的な『悪人』」として描かれている、という指摘があります。自分の意見にそぐわない者・美しい過去を否定しようとする者は、即「悪」のレッテルを貼られてしまう
すべてのディズニー作品を「ウォルト・ディズニー作」とした
この特性が、ウォルト・ディズニー・カンパニーの成功に結びついていることは、間違いなかろうと思います。 こんな問いがよぎります。クリエイティビティがどこにあるのか、アイデンティティってなんなのか、それを判りやすくメッセージングするにはどうすればいいのか・・・。リーダーの役割ってなんなのか。

単純化してメッセージングすることで、わかりやすくなった。伝わりやすくなった。支持されやすかった。
その一方で失われているものも、たくさんあるのでしょうね。


なぜわれわれは、「王」というシンボルを必要とするのか、腑に落ちなかったんですが、王をウォルトに置き換えると、わかるような気がしてきました。
ウォルトが居ることでこそ、生まれたものがある。
でも、もっともっとハッピーなやり方も、あるような気はします。

直感的には・・・単純労働の占める割合が小さくなることが、ひとつのポイントなのかなぁ。
そして、組織そのものも柔軟で、組織への所属も柔軟で・・・って方向性かなぁ。


もうひとつの論の立て方は、この単純化こそが「ファンタジー」の肝だ・・・ということ。そうなのかもしれません。
単純化されてるからこそ、どのように悪役を描き、どんな世界観を提示するかに、どんなファンタジーを構築するかに、その時代時代のわれわれが、世界をどのように捉えているのかが如実に現れ、相対化して観る機会が生まれる、と言えるのかも知れません。
リトルマーメイドや美女と野獣、ラマになった王様には、そして、ピクサーの作品群には、現代のわれわれの世界観が、色濃く映し出されてるような気がするんですよね・・・それはウォルトが生きていた時代とは、少し違う世界の捉え方。社会が、人間が、変化した分、物語世界の構造が変わっている。
一方「時代・時代の世界観を反映する」角度には、共通するものを感じます。その時代のマジョリティよりも、少し深く・角度をひねって見ている、でも、マジョリティに受け入れられるような理想図・・・。その絶妙な距離感を、私は「ディズニーらしさ」と感じているような気がします。

個人的には、「闇の王子ディズニー」でなんとなく固まっていた「ウォルトにとってのディズニーランドとはなんだったのか」という考えが、この本の序文を読んで形になった気がします。
すっごく興味があります。ぜひ機会をみて、記事にしていただけたら嬉しいです。

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コメント

あんなヘナチョコ文に、踏み込んだ意見を付けてくださってありがとうございます。
「ドナルド・ダックを読む」をBigloveさんご自身に読んでいただけたら、すごく読み応えのある感想をお聞きできそうなんですが・・・。

「ウォルトにとってのDisneyland」に関しては、もう少し作文能力が上がって文章として納得できる形に出来るようになってからアップしたいと思ってます(^^;)

投稿: ヒルダ | 2004.07.27 00:44

いえいえ、自分の中でまだ整理がつかない領域のことを書いてるもんですから、書けば書くほどぐちゃぐちゃに(^^;;;踏み込んだと言うより、泥沼にはまり込んでる感じです。
納得できる形にならないままリリースしてまぁす・・・で、突っ込みいれてくださるみなさんの手を借りて、考えをだんだんまとめようという魂胆。公開推敲ですか・・・。

ヒルダさんの着目点、明快な文章、呼び起こされるものが大きくて、大好きです!
「ウォルトにとってのDisneyland」、いま私の中でみえかけていることを形にしてくれるような予感がしてます。

投稿: BigLove | 2004.07.28 16:41

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